「強制復職は違法」-県労働委員会が相鉄の不当労働行為を認定(2018.01.19)
2018-01-19
相鉄は労働委員会命令履行の意思なく、再審査申し立てを表明
相鉄は子会社である相鉄バスに出向中のバス運転士らに、同社への転籍や退職を求め、これに応じなかった組合員を次々とバスの仕事からはずし、これまでの仕事とはまったく異なる草刈りや駅の清掃、チラシのポスティングなどを命じています。
〔この間の経緯の詳細は こちら 〕
これに対して相鉄労働組合は2015年6月、神奈川県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てました。
神奈川県労働委員会は2年半に及ぶ審問を経て、2018年1月15日、相鉄に対して「不当労働行為」があったと認定し、今般の強制復職命令を「なかったもの」として取り扱い、誠実な協議が終了するまで、希望者は相鉄バスに出向の取り扱いを継続するよう命令しました。
〔神奈川県労働委員会の命令については こちら 〕
相鉄労働組合は1月18日、相鉄に対して神奈川県労働委員会の命令の履行を求めましたが、相鉄はこれを履行する意思はなく、中央労働委員会に再審査の申し立てを行うと通知しました。